ついに優勝者が決まったMー1グランプリ2022。
出典:Twitter
栄えある優勝は ファーストラウンドで10番目、ファイナルラウンドで1番手に漫才を披露したウエストランド。
まずは優勝おめでとうございます。
7261組の最多出場組数の頂点に輝いたコンビが早速波紋を呼んでいる。
大波乱のファーストラウンド
笑みクジを引いたのは那須川天心。まずこいつのせいやと思いたいのが…
カベポスターがトップバッターになったこと。司会の今田耕司が1番目か、、、と言ってしまうほどの始まる前の絶望感。
カベポスターのマイルドな漫才はトップバッターに向いてない。ネタも好きだし二人のキャラも大好きだが、中盤で聞きたい漫才。
そして2番目に真空ジェシカ。面白かったのに、点が伸びない。。。
初めての審査員である山田邦子の採点もオズワルド辺りまでフワフワしていて、最初の三組の点数には疑問しかない。
序盤のコンビがこんなにハンデがあるのなら前年度優勝者に現場で一発目に盛り上げて会場の空気をマックスにしといてほしい。
TVの前と現場の空気感の温度差がありすぎる。
期待のキュウも現場の空気感にハマってなさ過ぎた。~でしょう!も合ってなかった。。。恐ろしい場所。
女性コンビで13年ぶりの決勝に残ったヨネダ2000はもちつきのネタでがっつり爪痕を残したように思う。
点は出なかったが DA PUMPのKENZO本人がツイッターでコメントするなど直後のネットのニュースでは一番盛り上がっていた。
ぺったんこ~からのifは流行る!!!イッテQの女芸人枠に普通に入っていそう。
ウエストランドの強運
今回ウエストランドは10番目。コンプライアンスに羽交い絞めにされたような令和の時代に唯一の毒舌漫才はスパイスが効いていた。
審査員の立川志らくは
「今の時代は人を傷つけてはいけない時代なんです。それが人を傷つけまくるでしょ。
だから、あなた方がスターになってくれれば時代が変わる。
本来、笑いというのはそういうもの。
毒があるのが面白いので、これが王道になってほしいという願いも込めて、98点にしました」
最高得点の理由をこう話している。
毒があるのは面白いんだという空気の中のファイナルラウンド1番手。
人を傷つけない漫才の中で唯一毒を出し切ったウエストランドのゲームメイクが大成功した。
悪口芸が嫌いな筆者もR1には夢がないは笑ってしまった。攻めた悪口芸と共感を呼ぶネタは、間違いなくあの瞬間 一番ハマっていた。
まとめ
子供世代にもギリギリOKな下ネタ有で 王道の漫才のさや香、万人受けするであろう ロングコートダディ、
攻めに攻めた毒舌漫才を出し切ったウエストランド。
正直一番ないと思っていたウエストランドに票が偏ったのは直後は納得がいかなかった。
人を傷つける漫才を嫌う大吉先生だけがさや香で、他はウエストランド。審査員たちも揃いも揃って攻めた審査したもんだ。
2023年にテレビに出まくるのが毒舌漫才なのかと思うと批判が集中するのも理解できる。
子供たちが芸であることを理解したうえで毒舌を楽しんでくれればいいが、共感を得るためだけに悪口を言いまくる1年にならないでほしい。
悪口言いまくるけど、実はいい人って扱いが半分くらいはありそう。
2位のさや香、3位のロングコートダディの方がテレビ受けして露出が多くなりそうな気もする。
最後になりましたが、井口じゃない方、相方の名前は 河本太(こうもとふとし)。
つば飛ばして毒舌を吐きまくる井口の横にいるにはバランスがいいし、彼がいないとウエストランドは成り立たないのだが単独だとポンコツが過ぎる。
キレ芸で呼ばれる井口が単独で仕事してもお給料は折半だったようですが、今後彼のキャラがどう料理されるのかTVマン達に期待します。
アルバイトでフルタイム勤務だったようですが、今年はバイト卒業ですね!
優勝おめでとうございます!!